2019年06月27日

Life is the healer of life

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マイコーが突然この世を去って10年が経ちました。
あの日は今でもトラウマです。
私はロンドンで予定されていた公演のチケットを手に入れ、
初めて彼を生で観れる期待でいっぱいの日々を送っていました。
その期待も、その先彼を目にする可能性も全て一瞬でなくなってしまった。
彼がいなくても世界は何も変わらず太陽は毎日昇って、沈んでいることが信じられなかった。
私からみた世界は、色を突然失ってよどんだ灰色に変わった。

その日から10年すぎた今、私はDancing the Dreamを読んでいます。
マイコーがDangerousをリリースした頃に出版した詩集で、
歌やダンスとはまた違った深い内面の世界を覗ける内容です。

音楽、ダンス、地球、社会問題、愛、神、内面の葛藤、生き物、命の力、宇宙…
そんな普遍的なテーマについて、彼がどのように捉え、どんな意見を持っているか。さらにそこに至る過程まで丁寧に表現されています。

これを読んで改めて感じたのは、彼はエンターテイナーとして人々を楽しませるだけにとどまらず、
人間の力を超えた神秘的な世界と、この世を繋ぐ聖職者的な存在だったということ。
しかも特定の宗教にとどまっていないから、時も場所も超えて人々にエネルギーを与えられる。
彼から生まれる音とダンスは、光、水、風、海…人間を超えた大きな存在からの贈り物で、
彼はただ、受け取った贈り物を開封してみんなに見せてあげているだけ。

前々からDancing the Dreamをちゃんと読んでレビューを書きたいなと思っていたけど、
なかなかディープな内容で難しい…
でも今年は節目の年だし、アラサーな私はこの頃のマイコーと同年代になってきたし、
何より彼の新しい側面を伝えられると思うのでがんばります。

https://www.amazon.co.jp/Dancing-Dream-Michael-Jackson/dp/0385403682

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posted by 蒼いありんこ at 22:36| Comment(0) | マイコー雑記