
マイコーに虐待を受けたと二人の男性が告発したドキュメンタリー映画がアメリカで制作、放映され、
その影響でラジオ局などがマイコーの作品を自粛するなどの影響が出ているという。
悲しい。ただただ悲しい。
マイコーはこの話を見ることもなければ、反論することもできない。
彼らの話が本当という証拠も、でたらめという証拠もない。
確実なのはこの番組がきっかけでマイコーを嫌いになる人が増えること、
私はマイコーのために何もできない。
私が彼を無実だと思うのは、彼の作品、言葉、行動から強いメッセージと説得力を感じて、
本当に心から世界をいい場所にしようとしていたと信じているから。
実際、かなり良くしていたと思う。
世界の大きな問題を解決するような力はなくても、地道に、時間の許す範囲で世界中の支援が必要な人々に会い、応援し、夢を与えてきた。
彼は子供の頃から世の中の問題に目を向けて、勉強して、強い言葉を発してきた。
繊細で、他人の痛みを感じ取れる人でもあり、
やっぱり子供を虐待したなんて話は信じられない。
一方マイコーを糾弾する人々はどこからともなく急に現れて、
視聴者の嫌悪感を煽るように言いたいことをバーっと言って、すぐに引っ込む印象だ。
何十年も第一線で、誰が何を言おうと同じメッセージを発し活動してきたマイコーと、どっちが信頼できるだろう。
イギリスのOxford大学でマイコーが素晴らしいスピーチをしたときの一節。
In a world filled with hate, we must still dare to hope.
In a world filled with anger, we must still dare to comfort.
In a world filled with despair, we must still dare to dream.
And in a world filled with distrust, we must still dare to believe.
世界が憎悪に満ちていても、恐れず望みを持とう。
世界が怒りに満ちていたら、あえて慰め合おう。
世界が絶望に満ちていても、思い切って夢を持とう。
そして世界中に不信が広がっていてもなお、信じ続けよう。
マイコーの素晴らしいメッセージがもっとたくさんの人に届きますように。
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